あっ!これをネタにブログを書きたいな!と思ってブログを開くと、3週間も更新していないことに気が付きました。。。汗
最近皆様のご愛顧を持ちまして忙しくなってきておりまして、ブログ更新が滞っておりました。
深夜のほろ酔い状態なうの今。
昔、深夜の手紙は感情が入りすぎて危ないから、朝理性的な時に再チェックしてから出すようにと教えられたこともありますが、まあ、たまには「なにあのブログ記事?!」と突っ込まれるのも良いかなと思い、翌朝忘れてしまう前に、思いついたことをダダーッと書いてしまいます。^^)
中国人オーナーのお店で店長に就任して、日本人1人で10名の中国人を管理することになって約2ヶ月が過ぎました。
昔あった『日系工場で中国人従業員が日本人経営層を監禁!』というニュース記事を読んでゾッとしてた時期もありましたが、気を緩めなければこのまま上手くいくんじゃないかという希望も出てきましたので、それを小さな自信にして、中国人部下を使うならこういう風にしたら良いんじゃないか的なことを書いてみたいと思います。
まわりくどくて何が言いたいか分からないと言われないように最初に結論を書かせて頂きますと、
日本人とか中国人とかの国籍に関係なく、人を動かすのはやっぱり「愛」なんだなと最近思うようになりました。
自分を愛してくれてる、自分に関心を持ってくれてる、と思えば、この人の言うことを聞こうと思うのは、人種に関係ないみたいです。
これは私自身への反省も含まれてますが、ついついお客さんと日本と中国の文化の違いの話から、中国人のありえない行動への愚痴や笑い話へと発展しまいます。
日系企業の管理者さんから、
「明日朝一までに作るべき資料があったのに定時で帰った」
「暇さえあればパソコンで動画閲覧やオンラインゲームをして会社のネット速度を遅くする」
「毎日会社に社員のインターネットショッピングの荷物が大量に届く」
という話を聞けば、私のほうも
「飴を舐めながら接客してた」
「携帯でおしゃべりしながらお客様のカットをしはじめた」
「お客様の髪を染めながら、新人に染め方を教えはじめた」
等々、ルールを決める以前の困った行動の愚痴をこぼしてしまいます。
日本だとありえない出来事への新鮮な驚きが、楽しい話のネタになります。
でも、これって単純に「日本の文化の方が中国よりも優れていますよね」という事を、日ごろのストレス発散とともに声高らかに言いたいだけのことなんですよね。
私も最初はこれでもかというぐらい長々と愚痴っていましたが…^^)
最近反省するようになりました。
これを中国人たちが聞いたらどう思うか。
きっと、「愛して育てようとは思ってませんよね」と感じると思います。
「結局私たちを見下してるんですよね」と思うと思います。
彼らも実は、中国の接客やサービスが先進国に比べて劣っていることは十分しっています。
それを恥ずかしいと思っている中国人もいます。
やっぱり中国に来て、中国人を使って商売をしようとするなら、中国人の劣っている点を笑っているだけではダメだと思うようになりました。
心で思っていることは、やっぱり自然に伝わります。
「なんて文化の劣った国なんだ」
という気持ちになるのは、先進国から来た人なら当然持ちうる感情ですが、そこから一歩前進して、
「とはいえ、せっかく縁あって出会ったのだから、彼らを輝かせてあげよう、何か良いものを伝えてあげよう」
ぐらいの気持ちを持ちたいものだと思います。
中国の転職速度は速くて、日系企業での仕事も単なるステップアップの一段階と思っている社員も多いです。
それでも、
「たとえ一時期だけでも、貴方と働けて良かった、と言わせる付き合いをしよう」
という気持ちで接すれば、
「貴方が起業する時には是非私を雇って下さい」
と言って、結局末永く勤めてくれるようになると思います。
では短い付き合いかもしれないが、貴方に関心を持っているよ、という気持ちを伝えるにはどうしたらいいか。
事務の女の子なら、ファミマのポイントシールをあげたり、お菓子の差し入れをしたりするのもいいかもしれません。
男性社員なら、かっこいい服や靴を身に着けてきたときに褒めてあげるのもいいかもしれません。
まだ中国語ができなければ、人差し指で褒めたいポイントを指さした後、親指を立てれば大丈夫です。
そして、結構効果的なのが本人の最新のモーメンツをネタに話を振ることです。
私はお客様に「私のブログ見ました?」とか「ブログにも書いたんですけど」とか言った事はありません。
昔ある知人から「え?私のブログ見てなかったんですか?ちゃんと書いてたんですが」と言われて微妙にイラッと来た経験があったからです。(笑)
ブログは相手に「送信」したものではなくて、インターネット上に公開してるだけのものなので、読まなきゃいけない義務はないはずです。それなのに「読んでなかったの?」と聞かれると、貴方に会う前にブログチェックしなきゃいけないのですか?!と非常にイヤな気持ちになります。
では、
微信のモーメンツはどうか。
インターネット上のブログとは少し違い、友達登録した間でなければ全てを見ることはできません。
人それぞれだとは思いますが、やはり友達登録している間であれば当然モーメンツを見てるよね、というのが素直な気持ちのようです。
以前、親しい中国人の友達に連絡をしたとき、
「え?私数日前大けがしたんだけど。モーメンツ見てなかったの?!?!」
とひどく怒られたことがありました。
微信の友達多いし、いちいちあんたのモーメンツなんかチェックしてないよ!
と言いたい気持ちもありましたが、彼女にしてみれば、人生の一大事をいちいち友達全員に送信するのも大変なので、モーメンツでお知らせしたんですね。
中国生活が長くなると、微信友達数も数百人になり、忙しい中わずかな時間で全員のモーメンツをチェックすることはできなくなりますが、恋人や仕事パートナーなどの大切な仲間のモーメンツは暇な時間にチェックしたほうが良いという教訓になりました。
今日からさっそく「昨日アップしてたあの料理はどこのお店?」と質問してあげると、お互いの距離がグッと近くなると思います。
そういえば昔、微信友達登録している部下にモーメンツ閲覧拒否設定されているかわいそうな総経理さんがいました。(笑)
結局それは嫌われていた訳ではなく、たまたま設定の問題でそうなってたみたいで、モーメンツ見れないと言うと、すぐに解除してくれたそうです。
何でも口に出すのがこちらの文化なので、気になれば「モーメンツ見れないよ」と言ってよいと思います。「あらゴメンなさい」と解除してくれたら、その後ちゃんとチェックしなくてはいけなくなりますし、言っても見れないままだったらその子は放置で良いということで、それはそれで良いのかと思います。
以上、ほろ酔い気分の読みにくい文章で失礼しました。