WeChat(微信)でナンパした女の子が家に来たら日本人のそっち系の怖い人から電話が来た!

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2011年に登場して、今では日本人の間でも馴染みの存在となったWeChat(微信)。

残念なことにタイトル通りの事がWeChatを通して起こってしまいました。

本日ご来店のお客さん(ご本人)から伺った実話で、ぜひブログにも書いて日本人の皆にも伝えてくれ!とのことでしたので、ご紹介させて頂きます。

古北地区に住む独身のYさん。

仕事が終わってから自宅でいつもの様に、WeChatの「近くにいる人」検索でチャットの相手を探していました。

WeChat-kensaku-girl

Yさん「最近はダマシや変な営業も多いからな…。全くの素人を見定めないとな。」

と、慎重に見定めながら女の子を検索していました。

WeChat歴約3年のYさんは、怪しい相手には引っかからない自信がありました。

Yさん「おっ。これ、なんか普通っぽい子だな。モーメンツの記事も日常的だし。よしっ!」

と友達追加申請を送信。

すると見事に承認!

そしておしゃべり開始。

お互いの身の上や世間話を、超初級レベルの中国語でやり取りしていると、なんと、

女の子「あなた良い人ね。今からそっちに遊びに行っても良い?」

と聞いてくるではありませんか!

Y氏「え~っ?!マジ?来てもお金ないよ(笑)」

女の子「お金なんて要らないわよ!」

いや~、チャットで少し話しただけで来てくれるなんて、やっぱり日本人ってのは信頼されるんだな~。でも本当に来るのかな~。

とか思いながら待つこと数十分。

本当に女の子が家までやって来たのです!

普通に若い素人風の可愛い女の子でした。

そして…。。。

(お伺いしたリアルな描写はブログのイメージに影響しそうなのでカットさせて頂きます^^;)

まあ、ご想像通り、そういう行為を行われたそうです。

すると、女の子が誰かに電話をかけ、

「あなた電話に出て」

とスマホを手渡されました。

何のことかよく理解できないまま電話にでると、

「お兄さん、いかがでしたか?スッキリしましたか~?」

と言葉使いは丁寧だけど、ドスのきいた日本人男性の声でした。

Y氏「え?」

怖い声「え?じゃねえよ。」

Y氏「…。」

怖い声「これ、何だか分かる?」

Y氏「いや、分からないんすけど…。」

怖い声「ボッタクリだよ~」

Y氏「?!?!?!」

怖い声「スッキリしたんだろ?分かるだろ?」

Y氏「はぁ」

怖い声「じゃあ、その女の子に3,000元渡せや」

Y氏「いや、そんな金ないです。」

怖い声「あぁ?!無いなら今すぐATM行けや!」

Y氏「銀行にもお金がありません。」

怖い声「あぁ?!それで済むと思っとるんか?中国の女だからってなめるなよ!お前、会社も家族もあるんだろ?」

事態が理解できるまで、受身で答えていたY氏。

しかし、Y氏は若い頃から格闘技をやっていて、今でも上海の某格闘サークルで毎週汗を流しているツワモノ。

ここでスイッチが入ります。

Y氏「会社がど~したって?こっちは現地採用でねぇ、中国の会社なんじゃい!独身で何も失うものもねーんだよ!金?お前に払う金などないわ!ばーか!」

しかし相手もそういう稼業のプロ。

そう簡単には引きません。

怖い声「あぁ?!何だお前!今から家に押しかけるぞゴルァ!!」

武の心得があるので、そこらの怖い人が押しかけて来ても返り討ちできる自信があるものの、どんな相手か不明だし、自宅で暴れても色々と面倒くさいことになりそうなので、怖い人と電話しながら、もう1台目の携帯で110番に電話をかけました。

それに気がついた女の子が、警察が来たら私がヤバイじゃないのよ!と言わんばかりにYさんに飛びかかり、携帯の奪い合いに。

もみくちゃになりながら、電話に向かって「へるぷみー!!(Help me!)」を連呼。

すぐに電話が切れてしまいましたが、何かが起こっているということは伝わったようで、最寄の派出所から折り返し電話が。

中国語超初心者のYさんには相手が何を言っているか分かりませんでしたが、通じてくれ!と祈りながら片言の中国語で自分の住所を連呼。

すると、ここで女の子の方は警察が来るとマズイと思ったのか、慌てて帰っていきました。

女の子が部屋からいなくなれば、半分は形成逆転したようなもの。

そしてここで怖い人との電話をブチ切り。

玄関の鍵を確認してホッと一息ついた瞬間、家の前でパトカーのサイレンが…。

「うわぁ…、やっぱ来るんだ…。なんて説明しよう。つーか中国語で説明できないし…。」

やむを得ず、知り合いの日本語が流暢な上海人の友人に電話をかける。

時間は夜中の3時。

Yさん「ごめん、ちょっとボッタクリデリヘル的なものに引っかかっちゃってさ…。変わりに説明してくれるかな…。」

と通訳を依頼。

友人が代わって事情を説明してくれたものの、それだけでは終わらず、

上海人の友人「Yさん、彼らも出動したからには調書を書かなきゃならないそうです。今から警察の人とパトカーに乗って交番まで行って下さい。」

こうして、交番でWeChatの「近くにいる人」機能で友達追加申請してから110番するまでの経緯を、上海人の友人を通して警察官に説明。

細かいところまで色々と聞かれ、夜も明ける頃やっと開放となりました。

結局お金は1元も取られず、失ったものは何も無かったとはいえ、一番の気がかりは相手が住所を知っていること。その後数週間、自宅近くでは360度スキが無いようにしながら歩いたそうです。やっぱり、どんな相手でもチャットで知り合った人には住所だけは教えない方がいいですね。

最後に警察官から見送られる時には、「日本人が何上海まで来てWeChatで遊んでこんな被害にあってるのよ!今後気をつけなさい!」とお説教されると思いきや、

警察官「もう安心しなさい。もし何かあったらすぐに電話しなさいね!」

と励まされたそうです。

いつものお気楽な「近くにいる人」検索から始まったドラマでした。

WeChat-towa

最後に、Yさんからのメッセージをお送りして締めくくりとさせて頂きます。

『いやぁ、今回は大変だったよ。数年前のWeChatは良かったんだ。近くにいる人検索も普通の子ばっかりだったんだ。あの頃は良かった…。でも今はその時代は終わったね。健康食品やらお茶やら売春やら、挙句に今回のボッタクリだ。上海にいる日本人は弱い立場にいるんだから、その辺ちゃんと心得ておくべきだな。962288の外国人ホットライン知ってるか?ここに電話すれば日本語で通訳サポートとかしてくれるんだ。(日本携帯からは+86-21-962288)こういう知識は知っておくべきだな。困った時は領事館に駆け込むのもいい。最後に一つアドバイスしておきたい。

自分にやましい事があっても、警察に助けを求めろ!

いいな。』

以上、最後の一言はカッコ良いんだか悪いんだかよく分かりませんが、^^;)

上海の先輩のご意見として有難く参考にさせて頂きたいと思います!

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