最近、自分自身の髪は一緒に働いている中国人スタイリストのジェリーにカットしてもらっています。
ホームページでは、彼は「レディースのカラーやパーマが得意」と紹介していますが、男性の短いカットも上手にカットします。
髪が伸びてきたので、またジェリーにお願いしようかと思いましたが、久しぶりに勉強がてらローカル店でカットしてみようと思い、外でカットすることにしました。
もちろんローカル店といっても、その辺にあるカット料金2~30元ぐらいの所には行きません。
以前、中国語がある程度できるようになった頃に、勉強と思って試したことがあるのですが、盛大に変なカットにされて、家に帰ってすぐに自分で切り直ししたことがあり、もう行かなくなりました。
なので、現地の人にとっては少々高い料金の、ある程度おしゃれな若者が行くようなところにいき、何か勉強になる所はないかな~と観察しながらカットしてもらいます。
超高級なローカル店に行ったことも一応あります。某日系百貨店に入っている上海トップレベルの美容室と言われているところで、カット料金がスタイリストによって違い120元~1200元、店長のカットは4000元!というお店で、カット380元という、なんと私よりも高い料金をもらっている(笑)女性美容師さんにカットしてもらいました。
その子は、以前日系の美容室で働いていたそうで、「日系美容室で働いた」ということで経歴に箔が付き、そのお店で私よりも高い値段で働くことができるようになったとのことでした。日本語はまだしゃべれませんでしたが、それでも日系美容室で働いたという経歴だけで、業界では結構なプラスポイントになるんですね。
一応そこのお店では、技術もサービスも満足できました。
でも、高級店にいけば毎回新しい発見があるかと言えば、必ずしもそうではないので、今回は中の上ぐらいのお店に行ってみることにしました。
ちなみに、日本でも同じように時々ライバル他店さんにカットに行ってました。
その際には、同業者だと知られると気まずい雰囲気になることもあるので、同じ業種だと言わないようにすることが多いです。
それでも、終わるまでに「あ~バレてるかも…」となっちゃう場合が多いです。
カットされながら、ドキッ!とするのが、
「お客さん…、火曜日休みって珍しいですね…。」という質問。
日本の床屋さんは、月に1~2度火曜が定休日になります。
どの火曜日にするかは、組合やそれぞれのお店によって違います。
その質問をした理容師さんは、ただ単にどんなお仕事されているんですか?
という質問を歪曲的にしてきているだけという可能性が高いのですが、
内心「本当は理容師ってバレませんよ~に」とドキドキしながらカットされていると、
反射的に、
↓
「理容室って基本月曜休みだけど、今日みたいに火曜日を休みにする店もあるよね~。お兄さん、もしかして今日が休みの床屋さんで働いてるんじゃないの~?白状しちゃいなよ、実は同業者なんですって!」
という風に聞かれたと思ってしまいます。(笑)
そんな時は「あ…、土日出勤の仕事なんで…。」
とだけ答えて、なんとか切り抜けます。
逆に私も「このお客さん…、もしかして…、同業者?」と感づくことがあります。
怪しい!と思うポイントは、理容師っぽく清潔でオシャレという他に、
1.髪のカラーが綺麗か真っ黒(白髪まじりの人はあまりいない)
2.爪が清潔(シャンプーするのでいつも短くしてる)
3.肌の色が白い(仕事で外出しないので)
4.腰が低くて商売人っぽい喋り方(声が高い人も多い)
などで、火曜日にこれらを兼ね備えるお客さんが来たら、「もしや!」と身構えてしまいます。
こんな風に、日本だともし同業者が来店すると、何となく分かってしまうのですが、こちら中国ではどうなのか。同業者と気がつくのか、そして同業者ですと言うとどういう反応をするのか、ふと気になって、今回担当してもらったスタイリストさんに施術後に聞いてみることにしました。
と、ここで…
長くなってしまったので、前編と後編に分けて次回つづきを書かせて頂きます!