本ブログの過去記事を振り返ってみますと、我ながら美容室と全然関係ない記事が多いな~と反省しまして、タイトルのような記事を書いてみることにしました。
日本のカリスマ美容師さんのブログとかを拝見すると、毎回モデルさんのヘアスタイルのビフォア&アフターを掲載したりして、
「こういう髪質やくせ毛の場合こんなヘアスタイルが最適!」とか
「この季節の流行りのヘアカラーはこれ!」
といった記事を書いて読者さんの人気を集めています。
非常に参考になっていつも勉強させて頂いているのですが、それを真似して似たような記事を書いてもつまらないかなーと思い、「中国に住んでる理容師」という特徴を前面に出してブログを書いてます。
ただ、そういう記事ばかり書いていて「ブログで紹介できる程の仕事をしてないんじゃないの~?」と思われてしまうのも悔しいと思いまして、^^;)
Before & Afterの写真撮影OKの可愛いモデルさんがいましたので、紹介させて頂きます。
今回のご要望は、
「韓流女性アイドルのような外巻きパーマにしたい!」
イメージはこんな感じ
※出典:http://gnagun.tistory.com/98 韓流女優さん
モデルさんはこちら
半年前ぐらいにヘアカラーをしていて、パーマは人生初体験。細めの髪質でほとんどくせのないストレートヘア。
「外巻きパーマというヘアスタイルにしたい」と、もう1つは「髪が痛むのは嫌」というご希望。
カウンセリングの結果、タイトルにある「蚕丝烫(can2 si1 tang4)」で施術することに決定しました。
日本語に直訳すれば、「生糸パーマ」。(または蚕(カイコ)の糸パーマ?)
何だかよく分かりませんよね。^^;)
正しく訳すると「低温デジタルパーマ」になります。
デジタルパーマとは、日本でもお馴染みになっている熱処理を加えるパーマ技術です。
パーマのかかりが強く、持ちが良いという特徴があり、ホットパーマという呼び方もあります。中国語では、热烫(re4 tang4)と言います。
声調を間違えて「re4 tang1」と言うと「热汤=熱いスープ」になってしまい笑われてしまいます。(笑)
デジタルパーマにもいくつか種類があり、高温デジタルパーマと低温デジタルパーマの2種類があります。従来はデジタルパーマと言えば「高温デジタルパーマ」でしたが、ここ数年前に新しく登場したのが「低温デジタルパーマ」です。
高温デジタルパーマは、こういう機械を使います。
※出典:http://www.ribikiki.net/?pid=94759519
高温デジタルパーマでは、この電極がついたケーブルをパーマロッドに接続して、熱を発生させます。パーマロッドを80度以上に加熱することが可能で、剛毛な髪質でも熱の力でしっかりパーマをかけることが可能になります。「形状記憶パーマ」という呼ばれるだけあり、乾かすとカチッとウェーブやカールを出せます。
低温デジタルパーマの場合はこういう機器は使わずに、ロッド自体を40度~60度ぐらいで加熱し(更に高温も可能)、1液処理(髪の毛を軟化させる)時に、熱をゆっくりとフェードアウトさせていきます。
高温パーマに比べて、髪に優しいく、柔らかいカールを実現できるのが特徴です。
デジタルパーマは、韓国発祥の技術です。(異説もありますが)
当店の低温パーマ機器は、韓国からの輸入品を使っていて、まだ中国には十数台程度しか普及していません。
今回のモデルさんは韓流スターに憧れていて、「韓国輸入の機械を使ってパーマするのね‼」と施術中からハイテンションでした。
ロッド巻きをして…
<機器やパーマ液は企業秘密なので非公開とさせて頂き…>
完成!
今回のBefore&Afterモデルになって頂いた美人モデルのKさん、ありがとうございました!
パーマのかかりの強さよりも、髪のダメージを気にされる方に最適なパーマです。
一度高温デジタルパーマを施術された髪の場合には、必ずしも合うとは限りませんので、カウンセリングで最適な施術方法をご提案させて頂きます。
以上、本ブログ初のBefore&After記事でした。^^)