当店の人気メニューの1つである「お顔そり」。
好評価を頂いており、非常に高いリピート率を維持しております。
人気の秘密は『一枚刃剃刀を使い続けていること』。一回剃りも深剃りも一枚刃です。
最近の日本の床屋さんでは、T字型カミソリで顔そりをするところが出てきているようです。形がT字ではなくても、3枚刃、4枚刃、5枚刃カミソリと進化したカミソリを使っているところも増えていると聞きます。
複数刃カミソリの良いところは短時間で深剃りができるところですが、私は剃刀の表面がベタッと肌にあたる感覚があまり好きではなく、やはり1枚刃の刃当たりが気持ちよいと感じます。同業者さんや理美容道具屋さんから「田舎の床屋の頑固じじいでもあるまいし、複数刃使ったほうが回転率もあがるよ」と言われても頑なに一枚刃を使い続けます。
どうせ簡単には真似されないだろうという余裕の心境で、人気の秘密を大公開しました。
日本の理容師の皆さん、現場で一枚刃オンリーの顔そりできますぅ?
( ̄ー ̄)ドヤァ
顔そりは、ヒゲを剃られる爽快感が味わえるのと、肌がツルツルになるのが良いところですが、他にも産毛がなくなることで顔が明るくなるという効果があります。
理想的なのは、1~2週間に一度うぶ毛を剃ることですが、理容室には1~2ヶ月に一度しか通わないと思いますので、時々自宅で産毛の処理をするのがベストです。とは言え、顔全体に生えている産毛を全部剃るのは理容室で剃ってもらわないと難しいです。そこで、毎日の髭剃り時に簡単にできるワンポイントの産毛剃りをご紹介してみたいと思います。
使うカミソリは、市販のT字カミソリです。
電気シェーバーでは産毛が剃れません。
電気シェーバー=硬い髭でも抵抗無く剃れる
T字カミソリ=産毛も剃れる
という違いがあり、産毛処理をする場合はカミソリが必要になります。
T字カミソリが準備できたら、シェービングソープを塗ります。
普通はこんな風に塗ると思います。
生えているヒゲをカバーするように塗っています。
これでも、ヒゲはちゃんとそれますが、美肌男子を目指してこんな風に塗ります。
頬から目の下あたりまでソープを塗ります。
実はこの辺に生えている産毛は、顔に生えている産毛のなかでも太くて濃いことが多いのです。
鏡に顔を近づけてよく見ると見つけることができると思います。
アジア人の場合は特に、毛の色が黒いため産毛がある部分は暗く影のように見えてしまう効果が出てしまいます。
この辺は、美しい顔を目指す女の子たちがお化粧の時に「ハイライト」という、綺麗な立体感を出すための明るいメイクを施すゾーンです。
この辺りの産毛の処理をしていないと、パッと見うぶ毛が見えなかったとしても暗い感じに見えてしまいます。綺麗に産毛を取ってしまえば、メイクをしなくても自然に明るく見えて、健康で美しく隆起した頬に見えてきます。
そこでいつもの髭剃りにプラスして、ここのワンポイントだけを剃ります。
剃るときには、下から上に剃刀を動かしていきます。
この時、間違ってまつ毛までそり落としてしまったり、目を傷つけたりしないように、鏡を見ながら注意深く剃ってください。
剃り終えたら、綺麗に洗い流せばツルツル美肌のできあがりです!
初めてこのブログを訪れて、「その長い睫毛は何だよ!!」と思われた方の為にご説明しますと、当店ではネイルと睫毛エクステも行っているため自らモデルになりました。
賛否両論あるかとは存じますが、あと2週間ほどはこの睫毛です。^^)
決してそっち系のお店ではございませんので、普通の美容室と思って安心してご来店下さい。
ということで、美肌を目指す男子のためのワンポイントシェービング術でした。
いつか、モテル男の眉毛剃り(仮)もご紹介してみたいと思います。