モバイクの自動車版が上海でまもなく開始か?!car2goカーシェアリング

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身近な中国人の噂によると、まもなくモバイク(自転車乗り捨てレンタルサービス)の自動車版が上海で始まるみたいです。

サービス名は、「car2go」。

car2go-china中国カーシェアリングサービス

実はもう重慶市ではサービスが始まっていて、アプリをダウンロードすることができました。

car2goは、ドイツの自動車メーカー「ダイムラー」が2008年に開始した乗り捨て方式の自動車シェアリングサービスで、すでにヨーロッパや北米を中心とする30都市でサービスが開始されています。

ということは、上海の中国人に言わせればモバイクの方が上海で早く始まっていたので、「モバイクの自動車版」ですが、実際には「ドイツ発のサービスが上海に上陸」ということですね。

(サービス開始国:ドイツ,アメリカ,カナダ,イタリア,スペイン,オーストリア,ニュージランド,スウェーデン,中国)

中国においては、2016年4月に重慶に初上陸したそうです。

上海では既に人民広場付近で車両が目撃されていて、試運転?が始まっているようなので、まもなく開始という噂は間違いないようです。

(今のところCar2go公式ホームページでは重慶市だけサービス中となっています。2017年3月現在)

アプリをダウンロードして登録すれば、もしかしたら人民広場付近に停まっている車両を使えるかもしれない!と思い、早速ダウンロードしてみたのですが、、、

よく考えると私は中国の運転免許証を持っていないので、登録ができませんでしたw

もし中国の運転免許証をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお試し下さい~

ちなみに、このcar2goを利用する条件は、以下の4つを持っていることらしいです。

1.持有中华人民共和国(中国)境内当前有效的机动车驾驶证,且持有时间至少已满一(1)年

中華人民共和国国内での有効な運転免許証を所有し、1年以上前から持っていること

2.手机号码

携帯番号

3.有效的电子邮箱地址

有効なメルアド

4.支付宝账户

支付宝アカウント

運転免許証について、中国在住の方はご存知の通り、日本の運転免許証も日本で取得した国際運転免許証も、中国では使えません。中国での運転免許証取得試験に合格して取得した中国の運転免許証が必要です。

(国際運転免許証はジュネーブ交通条約を締結している国だけ使えるので、中国は未締結のため使えないそうです。香港とマカオだけは例外で、過去、香港はイギリスが、マカオはポルトガルが締結していたので、返還後もその名残で使えるそうです。)

気になる利用料金ですが、CAR2GO中国ホームページによれば(重慶の場合)、

car2go-shanghai

デポジット 0元 (未確認情報ですが上海の場合は1,500元とも)

登録費用 99元

1km毎に1.8元+1分毎に0.3元 (エンジン止めてる時は1分毎に0.1元)

長時間使う場合1日(24時間)で128元+距離ごとの加算

タクシーの様に初乗り料金が無いので、タクシーよりも安く使えますね。

車両はこんな感じ

CAR2go

(重慶購物狂から画像拝借)

ダイムラーのsmart fortwo(中国名:精灵轿车 jing1 ling2 jiao4 che1)

2人乗りの小さい車両です。

電気自動車かと思いましたが、ガソリンで動くようです。

ガソリンと電気のハイブリットかもしれません。

公式HPのQ&Aにはこんな風に書かれていました。

car2go-shanghai

Q.car2go車両に給油できますか?

A.できません。私たちのサービスチームが十分な燃油を保ちます。

運営側でガソリン(+充電?)を満タンにして回るみたいです。

すごいですね。。。

上海で車を買うことはないし、運転免許証は必要ないと思っていた人達も、このサービスがあるなら免許取ろうかなと思う人も増えてくるかもですね。

実はcar2goは、日本にも進出する計画が以前からあったそうです。

予想通り、日本の法律やら規制やらが邪魔をして、なかなか難しいようです。

カーシェアリングに詳しいブログ(カーシェアリング比較生活)によると、「車庫法」という「車には車庫届が必要」という法律が邪魔しているようです。

日本の場合、国土が狭いから仕方がない面もあるかもしれませんが、新しいサービスがやりにくくなるガチガチの法律とか、TPPに猛烈拒否反応を示したような「外国のものノーサンキュー!」という風土とかのお陰で、中国人でさえ享受している外国生まれの便利なサービスが、日本に来ていないのは何か損している気がして仕方ないですね。

法的にクリアーして、いざ導入となっても「タクシー業界が潰れる!」「レンタカー屋さんが打撃を受ける!」「車が売れなくなる!」「日本の雇用を守れ!」とかいう声が上がって、裏から手を回されたマスコミさん達が「海外ではこんな事故があった!」「Car2go車両が緊急車両の邪魔をした!」「Car2goが犯罪に使われた!」とか騒ぎ立てて悪い印象を植え付けて、「やっぱり日本にはこういうサービスは必要ないんだ」と納得させられる図式が今のうちから目に浮かびます。

…考えすぎですかね(笑)

狭い都市部での導入は難しいかもしれませんが、車が無いと生活が不便で、道幅も広い田舎(私のふるさと福岡県宗像市みたいなとこ^^)であればメリットの方が大きいと思います。

ぜひ導入を期待したいです。

でも、絶対やめて欲しいのは、日本の国情に合わせるとか言って、

停車場所は所定のステーションに限る(乗り捨てはダメ)

という方式になること。

それだと、ぜ~んぜん意味ありませんからー!

もし、car2goまたはカーシェアリング日本導入に携わっている方がいらっしゃいましたら、ぜひお願いします。導入の際には思い切って乗り捨て方式でお願いします~。

参考記事;

国土交通省が「専用駐車スペースの確保」という無理難題を押し付けてカーシェア乗り捨て事業をぶっ潰した話

カーシェア「乗り捨て」撤退相次ぐワケ

以上

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